top of page
検索


ほっと一息 人生コラム
vol.29 太宰治「トカトントン」を読んで 幻聴の「トカトントン」。どこからともなく聞こえてくる「トカトントン」という金槌かなづちの音。発狂ギリギリまで追い詰められた26歳の復員青年の耳に響く「トカトントン」。創作とか仕事とか恋愛とか、何かやる気が起きると必ず「トカトント...
wac-net
2024年10月9日読了時間: 2分


ほっと一息 人生コラム
vol.28 川端康成「千羽鶴」を読んで 名作と名高いこの小説、伝統的な陶器の美しさを絡めながら、愛と罪と死が漂う作品だった。これぞ川端作品だと感じながら、繊細で美しい文章と描かれた世界を楽しんだ。 <内容>主人公、三谷菊治は25歳ぐらいの独身の会社員。父と母を相次いで...
wac-net
2024年8月29日読了時間: 3分


加藤政実のNEWSコラム(2024年9月)
「生まれ変われ地域社会‼ 豊橋・東三河まちづくりデザイン会議」 極限の暑さなのか。那覇が31℃で名古屋、東京が38℃、中禅寺湖では熊が泳ぎ、農家の野菜をむさぼり、旅館の天窓から侵入した熊は厨房を荒らし、森の中に逃げ去る姿がフォーカスされた。東京はヒートアイランド、雨が降ら...
wac-net
2024年8月29日読了時間: 6分


ほっと一息 人生コラム
vol.27 西村賢太「苦役列車」を読んで vol.27 西村賢太「苦役列車」を読んで 西村賢太が中学卒業後の日々の暮らしをもとに書いた小説。大半が事実だという。2011年の芥川賞受賞作。 <内容>主人公は北町貫多、19歳。中学卒業後、日雇の港湾人足仕事につく。友...
wac-net
2024年8月15日読了時間: 3分


加藤政実のNEWSコラム(2024年7月)
「「J・ロバート・オッペンハイマー」その光と影」 どうしても映画館で見たい映画があった。「オッペンハイマー」クリストファー・ノーマンの劇場長編作品の12本目。いつも通り本人が脚本を書き制作監督を行う。本年度アカデミー賞最多7部門受賞作品である。ほぼ10年ぶり、シネコンでラス...
wac-net
2024年7月9日読了時間: 5分


ほっと一息 人生コラム
vol.26 織田作之助「夫婦善哉」を読んで 大正から昭和初期の大阪を舞台とした、意志の弱い男柳吉としっかり者の女蝶子の物語。「みんな貧しくて、泣いて笑ってけんかして、人と人とが近すぎるほと近い時代」(1955年豊田四郎監督DVDより)...
wac-net
2024年7月9日読了時間: 2分


加藤政実のNEWSコラム(2024年6月)
「お金からサービスへ ベーシックサービスが地域をしあわせにする‼」 今話題のベーシックインカムとは、年齢・性別・所得などに関わらず、すべての国民に一定の金額を支給する制度で、ベーシック(基本)とインカム(収入)の合成語で、最低生活保障をいう。日本維新の会も重点施策として上げ...
wac-net
2024年5月31日読了時間: 5分


ほっと一息 人生コラム
vol.24 シェイクスピア「リア王」を読んで 「俺はなんて愚かなんだ。あの時、あいつ(ケント伯爵)の話を聞いていればよかった。取り返しのつかないことになってしまった。今思えば、娘たちは私を愛していなかったのだ。それどころか私から全てを奪うことしか、考えていなかったのだ。」...
wac-net
2024年5月31日読了時間: 3分


ほっと一息 人生コラム
vol.24 宇野千代「おはん」を読んで 二人の女の間で揺れる大変身勝手な男心を描いた物語。人情味あふれる上方言葉の文章を楽しみながらも、古い時代の女の献身的な愛に戸惑いながら読む。 <内容>主な登場人物は3人。語り手の懺悔(ざんげ)のように自身の行いを情けなく語る男「私」...
wac-net
2024年5月1日読了時間: 2分


加藤政実のNEWSコラム(2024年5月)
「アートとの出会いから 新しい人生を歩み始めて欲しい!」 秋田市の棟方志功記念館が今年3月31日で閉館した。自らゴッホになると宣言して独自の木版画を切り開いた世界的版画家棟方志功。1975年開館の同館は、版画や油絵2000点あまりが収蔵されていた。残念であるがしかたないが、...
wac-net
2024年5月1日読了時間: 5分


ほっと一息 人生コラム
vol.23 又吉直樹「月と散文」を読んで ネットで見る又吉直樹の空気感に心地よさを感じている。芥川や太宰が大好きだと公言している著者と、近代文学ばかり読んでいる僕とは、勝手ながらおもしろいなぁと思う感覚が似ているのかもしれない。彼の視点は気付かされる部分も多い。「東京百景...
wac-net
2024年3月29日読了時間: 3分


加藤政実のNEWSコラム(2024年4月)
「ひとり一人が鳥の目をもつ」 日本は民主主義国家と言われて久しい。しかし、ヨーロッパやアメリカのように、市民が市民の手で民主主義を勝ち取った国ではない。1945年を機に戦後アメリカより供与された環境にある。経済システムは、資本主義。国の成り立ちとして、何かに委ねて生きること...
wac-net
2024年3月29日読了時間: 5分


ほっと一息 人生コラム
vol.22 幸田文「台所のおと」を読んで とても静かな小説。しみじみとした文章。モノクロ写真の奥にある物語を見せられている感覚。人にはそれぞれの音がある。人の物音から見えてくる気質や感情の移り変わりが繊細に描かれた作品だった。 <内容>...
wac-net
2024年3月12日読了時間: 2分


ほっと一息 人生コラム
vol.21 庄司薫「赤頭巾ちゃん気をつけて」を読んで 紛争に翻弄される日比谷高校3年生「薫」くんの物語。東大に進学するつもりだった彼の、ついてない1日(1969年2月9日日曜日)をしゃべり言葉で語る構成。第61回芥川賞受賞作。...
wac-net
2024年3月12日読了時間: 3分


加藤政実のNEWSコラム(2024年3月)
「この汽車は」 この汽車は機関手がいない 終着駅まで止まらない 終着駅はないかも知れない それは明日かもしれない 明日になると向こう側から べつの汽車が来るだろう べつの汽車は夜すれちがう 汽笛の音をかわすだろう ガタガタ必死に走る この汽車は この俺の 汽車は...
wac-net
2024年3月12日読了時間: 5分


加藤政実のNEWSコラム(2024年2月)
「私たちのアイデンティティ縄文、生と死を考えてみたい」 今年の元旦は、いきなり能登半島地震から始まり、2日羽田空港での日航機炎上事故と続いた。時代の転換期である今、私たちのアイデンティティ縄文、生と死を考えてみたい。 日本列島は地質学的には、北アメリカプレートとユーラシアプ...
wac-net
2024年1月18日読了時間: 4分


加藤政実のNEWSコラム(2024年1月)
「新しい公共(コモンズ)を社会に取りもどす」 時々いのちのことを考える。今後私たちは、地球という有機生命体にどれだけ長い時間を生き続けられるだろうか。かつて人は自然の中で、有機体の一部であった。すべてはみんなのもので、私たちが争いの種とする所有するという概念は持ち合わせてい...
wac-net
2024年1月18日読了時間: 5分


ほっと一息 人生コラム
vol.20 有島武郎「一房の葡萄」を読んで 有島武郎が亡くなって100年経った。今でも時々教員の教材として扱われているとのこと。 <概要>「小さい時」の「ぼく」を、大人になった後の「ぼく」が語る話しとして描かれている。「ぼく」はある時学校で、同級生のジムの絵の具を盗む。そ...
wac-net
2024年1月18日読了時間: 3分


12月注目イベント【豊根村】
皆様からのイベント情報もお待ちしております🙌 ナイトサファリ夜の野生の鹿に会いに行こう 場所:茶臼山高原 https://www.qkamura.or.jp/chausu/activity/ 【その他イベント情報】 茶臼山高原HP...
wac-net
2023年12月12日読了時間: 1分


12月注目イベント【東栄町】
東栄町のイベント情報募集中🙌 振草川“川シェアリング” https://www.toeinavi.jp/spots/detail/219/ 東宝苑でしいたけ狩り! https://www.toeinavi.jp/spots/detail/97/...
wac-net
2023年12月12日読了時間: 1分
bottom of page




